とやまcocolo会
みんなのSmile!づくりのために
つながろう こころとcocoloのプロジェクト 2021
第1回
7月24日(土)
サンシップとやま604
うつ病への理解と周囲の関わり方
小矢部大家病院 院長 渡辺 多恵 氏
コロナ禍で心の不安を抱える人が増加しているといわれています。うつ状態やうつ病は、誰でも経験する可能性があります。うつ病の原因や症状、周囲の関わり方を正しく学び、うつ病を未然に防止することや社会復帰について考えてみます。
第2回
8月21日(土)サンシップとやま602
多様な個性が 輝く社会に向けて
〜くるみの森の挑戦〜
社会福祉法人くるみ 理事長 岡本 久子 氏
このコロナ禍で子どもたちは何を感じているのでしょうか?児童発達支援や放課後等デイサービスを通じて、必要な「サービス/人/しくみ/地域/価値」を進化し続ける「くるみの森」。共生社会の実現に必要なことについて考えてみます。
第3回
9月11日(土)サンシップとやま604
素直な心がつくる 人間関係
〜感謝の気持ちを発見する方法〜
北陸内観研修所 臨床心理士 貫井 信恵 氏
ごく普通の社会人である私。特別な病気などがあるわけでもない。でもどうしても人間関係がギクシャクしてしまうことがあります。コロナ禍にあっても、自分自身の心に向き合うことから見えてくる普遍的なことを考えてみます。
第4回
9月25日(土)サンシップとやま701
いのちの重さを 見つめ続けた20年
〜むすめが教えてくれたこと〜
グリーフパートナー歩み 代表 精神対話士 本郷 由美子 氏
大阪教育大学附属池田小学校事件で娘を奪われた喪失体験を「人を支える力」に変えたものとは。対話を通じて傷ついた人と寄り添うことから、一歩踏み出し、支えあう社会の必要性を見つめていきます。そこにはコロナ禍に戸惑う私たちに生きるヒントがあることでしょう。
とやまcocolo会からのお知らせです
みなさまへ
とやまcocolo会は、2009年に団体設立以降、10年以上、自殺予防のための活動や、
ひとりひとりが笑顔になるための活動を継続して実施してきました。
この間、大変多くの方にご協力いただき、本当に感謝の念に堪えません。
また、ご参加いただいた方も数知れず、みなさまに支えられての活動だったなと、
感慨深く思っております。
2020年度、とやまcocolo会では例年と同じく、さまざまな講師に登壇いただき、
生きにくさを感じている人に光を当て、私たちひとりひとりがどのように地域社会の構成員として、
誰もが暮らしやすい社会を作っていくことができるのか、
そうした一連の講座を実施する予定としていました。
しかしながら、年度当初のコロナ禍第一波のさなか、私たちに何ができるのか、
大きな戸惑いを感じることになりました。
感染予防を徹底すれば、従来どおり、講座の開催に支障はないのではないか、
オンラインを活用すればメッセージは伝わるのではないか等、
いろいろと考えるところはありました。
年度の後半には自殺者の増加を懸念する声も次第に大きくなり、
また、実際に自殺率が高くなるなどの事実も見えてきました。
私たちが取り組んできたことをふりかえると、そこには一貫したものがあります。
社会の価値観と個人の価値観のゆらめきのようなものでしょうか。
社会的にこれが是であるからそれでよいということでも、
個人的にこれが是であるからそれでよいということでもない。
個々人は社会とのかかわりあいのなかで、いろいろな悩みを持ちます。
その解決策を模索していくことも大切です。
また、個人としての生き方やライフスタイルを考えていくことで、
社会側へアプローチし、多くの人が生きやすい土壌づくりにもなるでしょう。
さて、マスク着用、消毒のうえ、3密を避ける。
これは正しいことなのだろうと思いますが、
それをそのまま受け入れることは、私たちには少々、難しいことでもあります。
社会側からのアプローチで悩み苦しんでいる人たちを多くみてきました。
もしかしたら、マスク着用云々でも苦しむ人もいるかもしれない。
そう考えたとき、「私たちは誰もが暮らしやすい社会を目指していますよ」
というメッセージが崩壊してしまうのではないか。
現に、そういう声も聴いています。
「今年度のとやまcocolo会の講座は?」というお問合せもいただいており、
1回限りの講演会等も開催できないかと考えましたが、
開催に至る結論を導き出すには至りませんでした。
とやまcocolo会の活動を楽しみに、心待ちにされていたみなさんには本当に心苦しいことではありますが、2020年度に講座等を開催できなかったことについて、深くお詫び申し上げます。
次年度以降の活動について、
みなさんからご意見などありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
2021年3月
とやま cocolo会